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日本の庭〜冬の京都2014〜

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海外の庭や園芸文化に憧れ、イギリスや北欧を旅していますが、目指している庭は日本人に合う、日本の庭です。日本の庭文化を高めるために海外の良い文化を取り入れる。何百年も前の日本庭園も同じように西洋文化を取り入れ作庭していることを知り、進んでいる道は間違っていないと実感しました。近代では重森三玲などにより新しい日本庭園も生まれています。今年はもっと日本文化を知る旅をしていきたいと思います。
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綿雪をかぶったツバキの蕾

What is Japanese culture?
日本の文化って?

「 和風の庭 」の定義はなんでしょう?松があり 石があり苔のグリーンで覆われている庭?左の写真は 日本を代表する庭「桂離宮」。 飛び石の周りは一見苔のようですが、実は芝生。この時代の庭もすでに 西洋文化を取り入れることが 最先端のデザインでした。代表的な日本庭園ですら西洋の影響を大きく受けているのに本当の日本らしさってなんでしょう? 良いものを取り入れ、自分のものにしていく「 融合する力」が日本の文化そのものではないかと私は考えています。ただの模写ではなく、まるで前からそうだったかのように自分のものとして他を受け入れる。そうして西洋文化も馴染ませながら日本文化として再構築していく。それが日本人らしい日本文化の作り方だと思います。桂離宮に7つあるキリシタン灯籠に象徴されるように仏教もキリスト教も受け入れながらより美しいもの新しいものを生み出して行く包容力と創造力。私も今の時代に合った文化を日本人らしく創っていきたいと思います。       文/近藤かおり
【庭と暮らしvol.9より】