景観は共有の財産

公園を園芸文化の向上と景観教育の実践の場にすることを目指して活動しています。
イギリスのガーデンのように公園を専属のガーデンスタッフが管理し、大勢のボランティアの方々に支えられながら、美しい景観と質の高い園芸に触れる場とすることで100年先まで残る景観と文化を作り出したいと考えています。

都市公園は都市における貴重な緑地です。景観を眺めて楽しむだけでなく、みんなで育てるしくみを作り、人と人はもちろん、植物や虫、小動物まで共生する社会にしていくことが大切だと考えています。


公園管理運営実績

フローラルガーデンよさみ

2012年にケイズガーデンとして企画に関わり、現在、株式会社フィーカとして運営に携わっている刈谷市の「フローラルガーデンよさみ」では植物を種から育て、市民と一緒に美しい景観作りをすることで園芸を中心としたコミュニティが生まれました。文化活動を積極的に応援するため、マルシェや文化教室など、公園施設を生かしたイベント企画も行っています。

【フローラルガーデンよさみの管理運営を始めるにあたって】
英国の園芸教育を支えている200年の伝統を持つ英国王立園芸協会と「景観は市民の共有の財産である」という理念のもと、景観保護やプラウドバリュー(関わることを誇りに思う気持ち)を育てるボランティア活動に100年以上前から取り組んでいる英国ナショナルトラストはボランティアを活用した運営団体として有名です。イギリスの景観教育を参考にした公園管理運営は日本の都市公園に必要な管理運営手法ではないかと考え、このような仕組みを公園で作ることを目指しました。

パークマネージメント事例としての発表資料(2016年12月)


フローラルガーデンよさみ情報誌「月刊 庭と暮らし」より


What is Landscape education?
景観教育って?


例えば、春の菜の花畑。夏の蓮の池 。秋の紅葉 。バラの甘い香り 。キラキラ光る木漏れ日。忙しく働く小さな生き物。「美しい景色」とひとことでは言い表せない、様々な感動があふれている目の前に広がる景色を 、 今と同じように100年先にそこにいる人も楽しむために何が必要だと思いますか?
一部の園芸大好きな人達の力だけでは景観をそのまま残すことは困難です。開発や経済優先が当たり前の社会では少数派の意見は届きません。私は一番必要なのはその景色に興味を持つ人を増やす事だと思います。そこで登場するのが「景観教育」。美しい景色がある暮らしを大人にも子どもにも体験してもらう。そして美しい景観を受け継ぐ事が当たり前の社会にする。「景観教育」を公園を通じて広げたい!
イギリスでは100年以上前に、自然環境や貴重な歴史的建造物が失われていくのを防ぐため、NGO(非政府組織)英国ナショナル・トラストの活動が始まり、イギリス文化を支え続けています。始まりはたったの3人。社会を動かすのは人の数ではなく「思い」の強さですね。
*「庭と暮らしvol.8/2014年1月」より*

What is recycling society of the plant ?
植物の循環社会って?

フローラルガーデンで種を蒔いて植物を作り、花壇に植込んで花を咲かせ、種を収穫。また種を蒔き・・・。 植物に焦点を置くと、種と苗と花しか見えて来ませんが、実はもうひとつ、この循環にとって一番重要なアイテムが!それは「土」。土の善し悪しが景色や収穫に大きく影響します。土があって虫(微生物含む)がいて虫の食べ物(有機物)があって植物が気持ちよく育つ環境になる 。土と虫に育てられた植物が、 美しい景色やおいしい野菜を作る 。一生を終えた植物は土に混ざり、有機質として虫の食べ物になり環境を作る。自然の中であたりまえに行われている植物の循環 。それを公園の中でも再現したい !植物循環の謎を解明するべく日々実験中です。気持ちよく植物が循環するということは地球が健康に生きるということ。それを身近に感じてもらえる場になるとうれしいです。
*「庭と暮らしvol.5/2013年10月」より*

What is FLORAL GARDEN YOSAMI ?
フローラルガーデンよさみの目指すものって?

「公園」と「庭」。違いは何でしょう?ともに自然と親しむ場所です。大きな違いは公共物か私物かということでしょうか。「みんなで自然を楽しむみんなの庭」それが理想の公園だと考えています。人が行き交い、出逢い、一緒に話したり、遊んだり。それだけでも十分ですが、もうひとつ、公園で感じてほしいのは、自然の中にある暮らし。植物を通じて自然を感じ、虫や生き物とつながり、自然の循環サイクルの中にいるということに気づいてもらう。季節が変化し、花が種になり、種を蒔くと芽が出て成長し、また花が咲く。植物を育てることは自然環境を意識する事につながります。公園内で植物を栽培していると小さな芽にも興味がわきます。育ったらどんな花が咲くのか、興味を持って見てもらえる公園になるよう、毎年学んで理想の公園に近づくように頑張ります。植物とともに人も成長していける公園。それがフローラルガーデンよさみの目指す理想の公園です。
*「庭と暮らしvol.2/2013年7月」より*


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