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会場となった国営昭和記念公園

H29年度海外情報講演会レポート  2017年10月18日
World Urban Parks Japan、(一財)公園財団、(一財)公園管理運営氏会 主催
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国営昭和記念公園で行われた海外情報講演会。

フランス、リヨン市の緑地局長Daniel Boulensさんによるヨーロッパの公園のトレンドやフランスの花のまちコンクールなどについての講演でした。
ヨーロッパの公園は大きくわけて二種類あるそうです。ルネサンス時代の歴史あるお屋敷のガーデンをパブリックにした公園と、小さなグリーンスペースやポケットパーク、集合住宅などの新しい公園。
今多くの公共緑地に求められているのは農薬や除草剤を使用しない環境に配慮するEcologyでEcofriendly(生態系に優しい)な公共緑地。
期待は高く管理費は厳しくEconomy(低価格)。
さらに福祉や健康といった社会問題解決の役割も公園に求められています。

これは日本も同じ。

ただ除草剤をやめて自然にもどすだけではジャングルになります。
自然な風景になるように専門家が手を入れて作り、もともと自生している植物がもどってくるような限りなくナチュラルに近い自然に見える持続性のある管理をすることで生物多様性が生まれるという公共緑地管理をリヨン市では行っています。

これぞガーデナーの仕事ですね。

すごいのは、駐車場の排気を壁面緑化の植物に直接パイプでつないで浄化させたり、ディーゼルをナタネ油に変えるだけでなく、チェーンソーの油をバイオ潤滑油に変えたり、パーク内のごみ収集車を馬車にしたりする徹底ぶり。
エコロジカルフットプリントの使用を押さえる活動を公共緑地が徹底して行っています。
リヨン市がここまで真剣に取り組んでいるのはフランスでは都市の緑化の質を評価するミュシュランのような花のまちコンクールの存在があるから。評価は「星」ではなく「花」で表します。4つ花が最高評価でリヨン市は今3つ花。今年の審査はまだ結果が出ていないそうですが4つ花を狙っているそう。
このコンクールでの評価は日本とは違い花の見栄えや市民参加だけでなく、生物多様性や持続可能性を考えた維持管理や、交通騒音や気候変動への対応をしているかなど、かなり厳しい審査内容となっています。
公共緑化が地域だけでなく地球規模の問題解決も担う場となっているという意識の高さが、美しい景観を維持するヨーロッパを作り上げているということを実感した講演会でした。

公共緑地を管理する皆様。
日本でも頑張りましょう。

Kaori Kondo


海外情報交換会資料

昭和記念公園の風景

昭和記念公園の野草


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